グロテスクだけどとっても美味い!?亀の手を食べてみた!

本当は美味しいのに見かけだけでなかなか手に取ってもらえない食材っていっぱいあると思うんです。

今日ですね、見つけたんですよ…

亀の手

なんだか分かりますか??なんだか生き物の手のようなこの物体…
その名のとおり…

亀の手!!

まんま手じゃん…ってかなりびっくり&正直気持ち悪かったのですが、仲卸さんの話を聞いているうちにどんどん気になってしまい…

お買い上げしました!笑

おそらく市場で働かなかったら一生食べることはなかったかもしれない…
というか食べようという気も起らなかったでしょう…
何事も経験です…

仲卸さんの話では「味噌汁に入れるといい出汁が出て美味しい」「塩ゆでにしても美味いとのこと!
さっそく今日のお昼に食べてみることに!

ちなみにお値段ですが、袋にどっさり入って(1㎏はあると思います)1000円でした!産地は香川!
売り場の写真も撮っておけばよかったですね…無念。

お値段は時価なのでご参考までに…

さっそく調理開始!

まずは亀の手を水でよく洗います!砂?が出るわ出るわ…

亀の手を洗う

今回は仲卸さんのアドバイスに従い、小さいやつはお味噌汁に、大きいやつは塩ゆでにして頂きます!

しかし見れば見るほど完全におててですね…
一番はじめにこれを食べてみようと思った人類に話を聞いてみたいです。

味噌汁も塩ゆでも、お水から煮ていきます!
塩ゆでは、塩分濃度3%を目安にお塩を入れました◎3%と言いましたが、私は薄味が好きなので、3%より気持ち少なめにしています。

こちらは塩ゆでの方

灰汁が出てきますので、せっせと取り除きます。

どちらも沸騰してから5~10分ほど煮ます。
最初は何も感じなかったのですが、煮ているうちに強烈な磯の香りが…!

この香りが伝わらないのがもどかしい…
ここは海か!と錯覚するような力強い磯の香り…

味噌汁の方は、煮えたら火を止め、味噌を溶かします。
今回は亀の手の出汁の味をしっかり味わいたかったので、味噌以外のものは何も入れていません!具も亀の手オンリーです。

完成したのがこちら!

亀の手の塩ゆで!(見た目ほぼ変わらず)

こちらが味噌汁!(こちらも見た目変わらず…)

さて、この亀の手、いったいどうやって食べるのだろう?
まさかそのまま食べるわけではないよね…?

と、疑問に思った方もいるのでは?
もちろん、このまま食べるわけではなく殻をむきます!

爪っぽいところと皮膚っぽいところの境目にぐっと親指を押し込み…

皮膚っぽいところをぴろっとすると…

さきっぽがちぎれてますが、身が出てきました!この白っぽい部分を食べます!

気になるお味は…?

見た目がグロテスクな亀の手ですが、意外にも上品な味でとても美味しいです!はまぐりに似たような旨味を感じます…。食感は完全に貝ですね!

味噌汁も磯の香りが感じられ、いい出汁が出ています。
カニの出汁のような旨味があります◎亀の手だけでこんなに出汁が出るのか…

あまりの美味さに亀の手を取り合う人々…

私が亀の手を事務所に持っていったら「こんなにたくさんいらない」と言っていたのに…
一口食べた時も「美味いけどこんなには食べられない」と言っていたのに…

数分後には「なんか止まらないんだよね」と言いながら、すべて食べ切っていました笑

残りひとつとなった亀の手の殻をむく人
これ、ちょっとカニを食べてる時と近いものを感じます。
カニを食べるとき人は無口になるという…笑

以上!
スーパーではなかなか出会えない食材も、市場にはありますよっていう紹介でした!
ひょこっと顔出すと珍しいものが売ってたりするので、これまた市場の醍醐味かなあと思います◎

そして亀の手は見かけによらず本当に美味しいので、食べたことない方はぜひ臆することなくチャレンジして頂きたいです。

それではまた!

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